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悠月のこだわり

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この宿はお客様自身の別荘のような感覚で利用していただきたいと色々なことにこだわりを持って設計しました。
今日はどのようなことにこだわったのかご紹介します。
外観はコールタール塗りの漁師小屋をイメージし昔ながらの木製の外壁で素朴でどことなく落ち着ける印象にしました。
内装も自然素材が多く白木と珪藻土を使用し木の香りと綺麗な空気で健康住宅にしています。
ロビーとヒーリングルーム、客室テラス、洗面などの家具はタイ王室ご用達のYOTHAKAのものを採用しました。
客室のテラスのウェーブベンチは当時室外用が無く特注しました。その後正式に商品化されたようで礼を言われました。
YOTHAKAの家具を輸入するのに横浜からタイに船を出しています。
ダイニング前の廊下の壁は全面御影石張りにしました。当初は陰影をだすため凹凸のある石張りの予定でしたが重すぎるという理由で建設会社からストップがかかり断念。
平らな石を張りましたが結果平らな石を張って正解でした。お客様がぶつかってケガをする可能性があるからです。
客室のテーブルとダイニングテーブルはカリモクにオーダーしました。ナラの木で作っていただきました。
工場に木を見に行った時50年前のナラの木がずらっとならんでいましたが幅が少し足らず1枚板で作るのは断念しました。
客室は全室琉球畳を採用し畳に縁のないスッキリしたデザインにし押入れのドアは白木に竹製のすだれをカットして作り客室に馴染む色合いとデザインにしました。これにより押入れの通気性もよくなっています。
天井の桟にもこだわり製作の難しいM字のカットをしています。今年の正月に製作会社がどこにどう使ったのかを見にきました。
お風呂はヒバの木をそのまま使い木の香りが心地いい設計ですが、今後は自然素材特有のカビ対策に悩みそうです。
布団は丸八真綿の至福の眠りシリーズで揃えました。生地に家庭用の柄物しかなかったためイタリア製の落ち着いたベージュの生地に変更して作っていただきました。
和洋室のベッドのデュベカバーは名鉄百貨店に特注しました。
全面格子の模様がある生地で同じものがウェスティン名古屋キャッスルに採用されているそうです。
部屋からテラスへは段差の無いそのまま室内のような感覚で設計されています。
部屋の中から寝ながらでもずっと海を見ていられるようにしました。
和室は10畳で少し狭く感じますがテラスは5畳以上あります。もう少し部屋を広くすれば良かったと少し後悔もしています。
和洋室のみシルキーバスを採用しています。和室にも採用を考えましたが全館の電力容量がオーバーのため断念。
音の問題もありますので今後の課題です。お風呂はできる限り快適なものにしていきたいと思っています。
行灯と玄関や客室のサインはすべて千葉県の照明研究所のオーダー品です。.館内には家電以外ほとんど既製品がありません。
ダイニングテーブルは天板のみ白木にし足と椅子は黒にしています。天井からのスポットで天板のみが浮いて見える設計です。
料理の器は作家物を多く採用しています。献立も健康を考えた味付けを心がけています。
このように考えられる範囲で色々なこだわりを持って設計しています。
自然素材が大半のため今後はメンテナンスが心配です。

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